きおろしのオフレコ語録

ワードプレス・ブログもやってます。アラカンお気楽女のひとりごと♪

LGBTQ+の「Q+」って何だろ?という疑問を解決

LGBT」という言葉が一般化してきた昨今、最近時折り見かけるようになったのが「LGBTQ+」という言葉です。はて「Q+」ってなんのことだろうと気になっていたところだったのでいい機会だと思って調べてみました。

 

結果、LGBTに加えて「Xジェンダー、ノンバイナリー、クエスチョニング、クィア・・・」といったニュータイプ?の存在がわかりました。これもダイバーシティというものなんだと思いますが、一般人には馴染みのない「Q+」の世界についてまとめてみました。

 

参考にしていただければ幸いでございます。

最近LGBTに加えられた「Q+」について

LGBTについては他記事で書いているので、この記事では「Q」について書いています(別に啓発活動やっているわけではありませんのでアシカラズ^^;)。

 

まず「Q」というのは、「エスチョニング=Questioning」と「クィアQueer」の頭文字のことだそうです。

 

そしてQのうしろに付く「+」は「LGBTQの他にも性的マイノリティはたくさんある」ということを意味しています。

 

エスチョニングというのは読んでごとく「自分自身の性について違和感がある、わからない」「まだ決まっていない」「ひとつに決まるものではない」というような、自分の性に対して疑問を持っている状態の人を指すそうです。

 

また「昔は異性が恋愛の対象だったが、今は同性も恋愛の対象になりつつある」というようなセクシュアリティの転換期にある場合も「クエスチョニング」になるそうです。

 

なんだか難しい感じですが、「恋愛は異性に対してするもの」とか「男、あるいは女はこうあるもの」といった古くからの固定観念に対して疑念を感じている人とも言えるかもしれません。

 

性的マイノリティを統括する呼称の「クィア

もう一つの「クィア」ですが、ワタシは真っ先に「ヘンタイ」という言葉が浮かんだというほど自分も変態です(ウソです嘘^^;)。元々は英語圏の国々でゲイの人たちに対して「Queer!=変態」と嘲る意味を込めて使ったのが元だそうです。

 

が、2000年前後からゲイ、レズビアントランスジェンダーといったセクシャルマイノリティたちがあえてそれを逆手に取って自分たちを象徴する言葉として使うようになりました。

 

現在ではそういった人々を指す言葉として広く認知されつつあり、「クィアスタディーズ」という分野の学問もできているそうです。

 

※ここまでのLGBTQ+についての解説は「Job Rainbow magazine」から引用させていただきました。

 

さらに「Xジェンダー」というカテゴリーもあるのだった

トランスジェンダーはどちらかの性に属するという自認のある状態ですが、どちらにも属さない中性の「Xジェンダー」というカテゴリーもあることがわかりました。

 

このXジェンダー=中性というのがまた複雑で、個人によって認識レベルが違うんだそうです。例えば下のようなパターンがあります。

 

・男でも女でもある。

・日によって性別が変わる(精神面においてかと思います)。

・女性と男性の間、どちらにも属さない。

 

上に挙げたような自認レベルの差があります。同時にその人の出生時の性別による分類方法もあるんです。

 

MtX(Male to X gender)生物学的に男性のXジェンダー

FtX(Female to X gender)生物学的に女性のXジェンダー

 

何、FtX?最近破綻したアメリカの仮想通貨取引所と同じ名前ではありませんか。ショーヘイ大谷がCMに出てた記憶があります^^;

 

公にXジェンダーをカミングアウトしている有名人たち

マツコ氏やIKKO氏を筆頭にトランスジェンダーの有名人はTVにもたくさん出てるのでどんな人たちかイメージしやすいと思いますが、Xジェンダーは耳新しいしいったいどんな人たちなんだろうと思われてる方もいるかと思います。

 

それぞれ自身の活躍する分野でXジェンダーやLGBTQ+に関する理解を広めるための活動をしている有名人たちを何人かご紹介。

 

 

なかけんさんはYOUTUBERで自チャンネルや講演会等を通じてLGBTQ+の啓発活動をしてます。彼は「アセクシャルでもあるそうです。

 

アセクシャルとは・・・

恋愛感情の有無にかかわらず、他者に性的に惹かれることがない人。単語「セクシャル」の頭に「ア」を付けることで否定の意味になるそうで、学術用語でもあります。

 

 

上は自身がXジェンダーであることをカミングアウトした立憲民主党所属の町田市議会議員の東友美氏。議員活動を通じたLGBTQ+啓発活動をしています。

 

最後に。適当な画像が見つからなかったんですが、漫画家の華京院レイさんも「FtM寄りのFtX」だそうです(トランスジェンダー女性寄りのXジェンダー。どちらかというと男性っぽいということか?)。

最近NHKか何かの特集で2022年にアメリカの精子バンクを利用して出産したと紹介されていたのを見かけた気がします。そして彼女もアセクシャルということです。

 

宇多田ヒカルもそうだった。ノンバイナリーって?

最近よく耳にするのが「ノンバイナリー」という言葉です。ネットアンケートでは性別の選択欄で「男性、女性、ノンバイナリー」というように記載されているのが普通になりつつあります。

 

いったいこのノンバイナリーって何なのかずっと不思議に思っていたところだったのでついでに調べてみました。

 

ノンバイナリーXジェンダーとほぼ同じ意味で「第3の性」とも呼ばれる。男性・女性どちらにも当てはまらない、あるいは当てはめられることに違和感を感じる人のこと。

 

性別にこだわらない、自分は男性/女性だと断言したくない人ならばノンバイナリーということになるそうです。

 

同じノンバイナリーの中でも恋愛の対象は男性だったり女性だったり、どちらもありな人、恋愛対象として人が好きにならない人等でいろいろなのでひとくくりにはできないということです。

 

ノンバイナリーの人たちにとってはそういった多様性や個人の生き方を尊重することが最も大切なことなので、枠にとらわれない様々なタイプの人が存在するそうです。

 

そういうわけで「ノンバイナリー」の人たちを表現するときは一言では難しいのですが、個人的になんとなく「ワタシには国籍は必要ありません。地球市民です」という考え方に共通するものを感じたのでした。

 

超個性的なノンバイナリーの有名人

Xジェンダーとノンバイナリーほぼ同じということなのですが、ノンバイナリーとして紹介されていた超ユニークな方がこちら。

 


ハイヒールを履いたお坊さん」として有名な西村宏道(こうどう)氏。1989年生。プロのメイクアップアーティストとしても有名な一方、400年続く浄土宗のお寺の僧侶でもあるという異色の存在(もちろんお寺のお勤めのときはノーメイクでしたけど^^;)。お父さんが住職さんとのことです。

 

ワタシはこの方のことは今まで聞いたことありませんでした。すっかり世の中に取り残されてるかも~w

 

ちなみに歌手の宇多田ヒカル氏は最近インスタグラムで自分がノンバイナリーであることをカミングアウトしています。

 

※ノンバイナリーの解説は「sports for social.com」から引用しました。

 

【まとめ】LGBTQ+の「Q+」の謎が解けた

LGBTQ+の「Q+」についていろいろと解説してみました。耳慣れない言葉も多いので頭の片隅にでも入れておいていただければと思います。

 

Q」については、「エスチョニング=Questioning、自身の性に疑問を感じている人」と「クィアQueer、LGBTQ+といった性的マイノリティ全体を指す言葉」の頭文字です。

 

+」はLGBTQの他にも性的マイノリティーはたくさんあるということを意味しているそうです。

 

上に挙げたクエスチョニングに近い存在として、どちらの性にも属さないという考え方の「Xジェンダー」というカテゴリーもあります。性別(出生時の)で分類した呼び方があります。

 

MtX(Male to X gender)=生物学的に男性のXジェンダー

FtX(Female to X gender)=生物学的に女性Xジェンダー

 

最近よく耳にする「ノンバイナリー」というのも上のXジェンダーとほぼ同じ解釈で、「どちらの性にも属さない、あるいは当てはめられると違和感を感じる人」のことを言います。

 

今回紹介した他にもLGBTQ+関連の用語はまだまだたくさんありますが、とりあえず主要な一部をご紹介しました。参考になれば幸いでゴザイマス。

 

今日も明日も良い日でありますように~♪